昆虫成分が加わらない培養基から発生する冬虫夏草ファミリーの冬米夏虫。椎茸栽培と、どちらが儲かるのか比較してみました。

冬米夏草


冬米夏草5000菌床栽培の概要
栽培面積 : 8坪(27m2)
栽培温度 : (夜)12℃(昼)23℃
栽培時間 : 3ヶ月(MAX年4回)
売上金額 : ○,○○○万円(後記明細)
菌床重量 : 180g/個(超軽量)


冬米夏草の栽培
下写真は冬米夏草分類)の栽培と収穫風景です。トレーに冬米夏草菌床12個を並べて棚に積み、必要に応じて側面に寒冷紗のカーテンをします。
温度12(夜換気)~23℃(昼)、湿度80%にすると2週間ほどで発芽し、さらに2ヶ月成長させると写真のように冬米夏草の収穫時期を迎えます。収穫はトレーから抜き取り、培地部分を切り除いて乾燥機にかける、
たったこれだけです。椎茸栽培と比べると、面積が狭くてよい、省力化、冷暖房費が少ない、軽作業、保存性抜群だから、儲かる農業経営が期待できます。
冬米夏草の栽培準備
写真のようなメッシュコンテナに吸水保水用の不織布を敷き詰め、1段12個の冬米夏草菌床を並べます。桟木の上に置く場合は6段重ねで全高は約1m(桟木15cm)です。
上記は冬米夏草5000菌床の栽培配置図ですが、栽培と加工場の面積は27㎡で充分です。ということは、6畳の部屋なら3室分になります。部屋に直射日光が入る場合は寒冷紗でカーテンをする、空調機の乾燥が進む場合も栽培物に寒冷紗を掛けて乾燥対策をします。
冬米夏草栽培01 冬米夏草栽培02
300mm×400mmトレーで栽培 そろそろ収穫
冬米夏草栽培03
冬米夏草を商品化する
乾燥させた冬米夏草の子実体(成長部分)を25g、乾燥剤を充填したボトルに詰めると、商品化作業は終わりです。栽培と椎茸栽培の、どちらに魅力を感じるか、概算ですが比較(5,000菌床)してみました。



冬米夏草と椎茸の栽培比較
冬米夏草の栽培と椎茸栽培の、どちらに魅力を感じるか、概算ですが比較(5,000菌床)してみました。
2018年度 冬米夏草栽培 椎茸栽培
注文ロット 5,000菌床 5,000菌床
菌床価格 280円/個 335円/個
ハウス面積 10 坪 30 坪
栽培設備 きのこ栽培施設 同左
栽培温度 12(夜)~28℃ 20~25℃
適温 22℃ 22℃
菌床重量 180 g 2500 g
栽培人員 0.5人/日 3人/日
栽培期間 3ヶ月×4回 6ヶ月×2回
菌床収量 12 g (乾燥) 600 g (鮮品)
単位売上高 1,750円/個 540円/個
販売形状 乾燥/カップ 鮮品/トレー

上記の単位売上高は商品を直接販売する場合の上代金額です。販売ルートに流す場合は販売マージンを40~50%ほど支払う計算になります。

冬虫夏草と冬米夏草
冬虫夏草と冬米夏草(トウマイカソウ)、どちらもコルジセプス属(学名分類:Cordyceps)のキノコです。これを日本的に区分すると、冬虫夏草は昆虫成分から発生するキノコ、冬米夏草は稲米成分から発生するキノコです。したがって冬米夏草は、5000年も漢方薬の頂といわれた冬虫夏草と同類であり、中国では北虫草のネーミングで親しまれています。
日本では同じく、鹿児島で栽培して販売するなら「薩摩夏草」、山口県なら「長州夏草」という、地域に合ったオリジナルネームで販売してください。
冬虫夏草の本場中国で人気急上昇
冬虫夏草の本場中国では、高価で希少な冬虫夏草に代わって冬米夏草が安価な代替品としてデパートでも販売される(通称:北虫草・虫草花・金虫草・蛹虫草など)ようになって、どんどん人気が高まっています。
冬米夏草
冬米夏草の食効
薬膳の国、中国では薬膳料理として欠かすことの出来ない枸杞・棗(ナツメ)などといっしょに壺に入れてスープをつくります。冬虫夏草のように高い食効と即効性は期待できませんが、安価な分だけ、毎日でも食べれると言ったところが人気の秘密のようです。



冬米夏草と椎茸の栽培を比較
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