阪南サラダホール
乳癌がリンパ節に転移して
 大阪府阪南市
K.I.(75)
去年(2019年)の夏のことです。左乳房を触ってみると、しこりが大ききなっていることに気づきました。乳癌ではないだろうかと思いましたが、これからの厳しい治療を想像するだけで恐ろしくなり、ただひたすらに「まさか私が癌なるなんて・・」と、心の中で打ち消しておりました。
9月に入って胸のしこりに触ると饅頭のように大きくなり、乳房全体も腫れて重苦しさを感じるほどになりました。手遅れになると大変だからということで、すぐ近くの、りんくう総合医療センターで検査をしてもらうことに。
血液検査、造影CTスキャン・骨シンチグラフィ検査を受けましたが、その結果、担当してくださる先生からは次のような診断がありました。 
8月28日血液検査:CEA 25.3
9月18日精密検査:左乳ガンステージⅢ(腫瘍40mm)、腋窩リンパ節転移
担当の先生は、切除手術で乳房全摘して抗癌剤治療をしなければならないと仰るものですから、そのショックから、心の病だったパニック症状が出てしまいました。
それはそうでしょう、いくらお婆ちゃんだといっても女は女なんですから、乳房を失うということは辛すぎる選択だし、抗癌剤といえば、頭髪がなくなってガイコツのように目が窪んで死んでゆく患者さんを想像してすごいショックでした。激しい拒否反応から錯乱状態に陥り、先生をはじめ、病院には大変なご迷惑をおかけしたようです。
そしてその日、乳房を失わないために、髪の毛がなくなり副作用に苦しまないために、そして元気に生き続けるためにも、最善な情報を最大限に集めるべく努力をしなければならないと、心に決めたのでした。
 
 連載/近日投稿します

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