|
漢方の頂点と称される冬虫夏草
ガンの治療をする上で、ガンの進行よりも怖いのが抗ガン剤の副作用だとおいう方がいるように、副作用は大きな問題です。
そこで当然、多くの薬理作用を持つことが明らかになってきた冬虫夏草についても副作用があるのでは?と思ってしまいます。
ところが、冬虫夏草の資料を紐解いてみると、副作用があったという記述が見当たりません。
文献の一つに1765ン4ンの明の時代に趙学瓶によって編集された「本草網目拾遺」があります。
この書籍は漢方生薬716種類の臨床データが収載され、現代日本の漢方薬のバイブルと言うべきものですが、それには冬虫夏草が上薬として紹介されています。
では、上薬とはなんでしょうか?
この疑問を解く為に漢方生薬に関する最古の指導書というべき「神農本草経」を参考にしました。
これは西暦200年、後漢の時代にまとめられた生薬365種類のデータですが、そこには上薬が
「君であり、生命を養うを主とする。天に応じ無毒、多服久服しても人を傷わず。身を軽くして体力を益す不老長生の薬」
と書かれています。
すなわち、全くもって無毒でたくさん食べても長らく食べても身体を傷めない不老長寿の薬であるという意味です。 |